いま始めよう!新しい長生きのカタチ 定年後の長いセカンドライフをいかに楽しむか?自らも多彩な趣味を持つ大前研一氏による、これからの人生をとにかく楽しく謳歌するためのアドバイスや秘訣をご紹介するとともに、新しいライフスタイルの選択を提案いたします

セカンドライフに最も重要なのは安心して人生を楽しめる新たなコミュニティ

リタイアした元気なシニアが充実したセカンドライフを送るための「アクティブシニアタウン」。まだ日本ではなじみがありません。しかし、アメリカでは半世紀近く前から温暖なリゾート地などに続々と誕生しています。都市で仕事をしていた人たちは、引退したらそれまで暮らしていた土地を離れてアクティブシニアタウンに移り住むことが当たり前になっています。

セカンドライフの一番の“ご馳走”は、コミュニティとそこでの仲間です。同じような世代、ライフスタイル、趣味嗜好の人たちが集まっているコミュニティで暮らすことができれば、絶対に楽しいはずです。毎日の生活にリズムができるし、「好奇心」と「向上心」を刺激する異質との出会いがあります。仲間たちと定期的に旅行に出かけたり、イベントを開くようになったりしたら、それが目標になって人生に張りが出ます。

ところが、都会の住宅地にはコミュニティがないため、新しい仲間を見つけるのは至難の業です。スポーツクラブやカルチャーセンターに通うぐらいしか手立てがありません。その点、アクティブシニアタウンなら、世代的に近い人々が集まっているので、共通項のある人や同じ趣味嗜好の仲間、気の合う友人が見つかりやすくなります。ならば、そろそろ日本にもアクティブシニアタウンを創生すべきではないか? そう考えてスタートしたのが、私も参画している『スマートコミュニティ稲毛』のプロジェクトです。 日本初の本格的なアクティブシニアタウンとなる『スマートコミュニティ稲毛』は、コンセプトそのものが従来の高齢者施設とは大きく異なります。たとえば、権利形態が終身利用権ではなく「所有権」なので、譲渡・売却が可能です。他に類のない希少性の高いコミュニティだから、資産形成面でも有利です。さらに、月々の生活コストを低く抑えられる仕組みになっているため“長生きリスク”も小さくなります。多くの仲間と暮らすリーズナブルなコミュニティライフが、新しい長生きのカタチとなるわけです。

日本人の場合、平均20年ぐらいの長いセカンドライフがあります。しかし、いま国が進めているシニア対応の施策は「要介護者」向けが中心です。その対象となるのはシニア全体の15%にすぎません。逆に言えば、85%を占める元気なシニアのための施策は、ほとんどないに等しいのです。

だから私たちは、国の施策の埒外に置かれているアクティブシニアの皆さんが、楽しくて健康な生活を持続できるようにしようと注力しています。国ができないなら、民間活力でやるしかないと考えているのです。

今こそ、その第一歩となる『スマートコミュニティ稲毛』に「移住」して、ぜひ悔いのないセカンドライフを手に入れていただきたいと思います。

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プロフィール

■大前 研一(おおまえ けんいち)

1943年福岡県生まれ。世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行っている。現在は大前・アンド・アソシエーツ代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学院大学学長などを務める。
趣味はクラリネット演奏、オフロードバイク、スノーモビル、スキューバ・ダイビングと多彩。著書多数。

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